東京大学 駒場リサーチキャンパス オープンキャンパス 公開講演会 
「気候モデル −コンピュータの中の地球−」                           
木本 昌秀
気候システム研究センター 教授
平成16年6月4日(金) 14:00〜14:50   
於 先端科学技術研究センター4号館2階講堂(先端研講堂)                              
地球気候のなりたちや、異常気象のメカニズムなど自然の不思議を
研究する気候システム研究センターですが、実際の地球を相手に
実験するわけにはいきません。また、過去のデータだけから温暖化な
ど地球環境の将来予測をすることもできません。そこで、われわれは、
コンピュータの中に大気、海洋や氷の動きや変化をシミュレートする
「気候モデル」を構築して気候システムの仕組みを研究しています。
そのようなモデルでどの程度のことがわかるようになってきたのか、
世界最高速計算機、地球シミュレータの登場で賑わう気候研究の
現状を紹介します。
温暖化すると夏季に梅雨前線付近の降水が増加すると考えられる(日本の南側、青色の領域)。フィリピン東海上で現在よりも気圧が上がり(降水量は減少する;赤色の領域)、その周りで水蒸気を多く含む下層の風(矢印)が梅雨前線に流入する。
東大気候システム研究センター、
国立環境研究所、地球フロンティアによるモデル結果。