ポスドク研究員公募のお知らせ
東京大学 気候システム研究センターでは、以下のようにポスドク研究員を募集します。
気候システム研究センターでは、数kmメッシュ超高解像度大気モデルNICAMの開発研究を進めています。本研究は、JST/CRESTの研究課題「全球雲解像大気モデルの熱帯気象予測への実利用化に関する研究」の一部であり、気候システム研究センターと海洋研究開発機構との共同受託研究です。
記
1.公募人員:
JST/CRESTの研究課題「全球雲解像大気モデルの熱帯気象予測への実利用化に関する研究」ポスドク研究員1名 (任期:平成23年3月まで)
(所属は、気候システム研究センターとなります。)
2.募集概要:
NICAMによる数値シミュレーションの信頼性をより高めるために、さらに多くの数値実験の実施、数値シミュレーションデータと観測データとの比較解析、数値スキーム・物理スキームの改良を必要としています。また、次世代コンピュータに向けたモデルのさらなる改良・開発にも取り組む必要があります。下記項目のいずれかのNICAMを用いた研究に携わる研究員を募集します。
(1)
NICAMによる全球あるいは領域数値実験による、熱帯気象・雲降水システムの再現性に関する研究。特に、台風、季節内変動、熱帯の雲降水特性の変動についての解析。
(2)
数値シミュレーションと人工衛星データの連携に関する研究。熱帯気象予測実験結果と観測データとの比較解析、衛星データを利用した初期値の改良等の研究。
(3)
数値スキーム、物理スキームの改良に関する研究。特に、急峻な山岳に伴う鉛直座標系の改良、高精度移流スキームの開発。雲物理スキームの改良、雲と放射の相互作用計算の高度化に関わる研究。海洋との結合プロセスの研究。
(4)
計算効率化、計算アルゴリズムなど、次世代計算機を念頭においたモデルの改良・開発。
3.応募資格:
博士の学位を有する方、またはこれと同等以上の能力を持つ方。国籍・性別・年齢を問いません。
4.応募方法:
自薦もしくは他薦(他薦の場合は本人の承諾を得ていること)
5.着任時期:
平成21年5月1日以降、できる限り早い時期に着任のこと。
6.提出書類:
(1)略歴書(学歴および職歴)
(2)これまでの研究業績の概要(A4用紙2枚程度)
(3)研究業績目録(査読論文とそれ以外の総説、著書などに分類)
(4)主要な原著論文別刷り(コピー可)3編以内
(5)自薦の場合は今後の研究計画と抱負、他薦の場合は推薦状(A4用紙1〜2枚程度)
(6)応募者に関する所見を伺える有識者2名の氏名、連絡先
8.応募期限:
平成21年4月24日(金曜日)必着
9.書類提出先:
〒277-8568 千葉県柏市柏の葉5−1−5 総合研究棟
東京大学気候システム研究センター 佐藤 正樹
【封筒に「応募書類在中」と朱書し、書留で郵送して下さい。
応募書類は返却しません。】
10.問い合わせ先:
気候システム研究センター准教授 佐藤 正樹
電話:04-7136-4399、FAX:04-7136-4375
公募のお知らせはホームページにても見られます: http://www.ccsr.u-tokyo.ac.jp/