気候データ

 

気候データの検索

多くの人の努力により、たくさんの気候データが整備されていますが、データの問題点をきちんと認識して正しく使うことは簡単ではありません。もし、気候データを探しているのであれば、まずは下記のwebページを参考にしてみるとよいと思います。専門家が長所と短所を簡潔に記載しています:

https://climatedataguide.ucar.edu/climate-data

その上で、実際に使用する際には、元論文を確認しましょう。

 

再解析データ

再解析データとは、乱暴に言えば、大気大循環モデルなどの数値モデルを使用して(時)空間的にまばらな観測データを物理法則と整合するように補間して格子点データを作成したものです。別の言い方をすれば、モデルで計算された値を観測に近づくように修正したものです。欠損値のない格子点データにすることによって、全体像を把握しやすくなるだけでなく、準観測データとして、モデルとの比較も技術的には容易になります。一方で、観測データの質・量は時間とともに変化し、また再解析データの作成過程でモデルを使用していますので、様々な注意が必要です。再解析データの概要について学びたい人には、http://reanalyses.org/が便利です。

 

例)

NCEP-NCAR Reanalysis 1http://www.esrl.noaa.gov/psd/data/gridded/

NCEP-DOE Reanalysis 2http://www.esrl.noaa.gov/psd/data/gridded/

NCEP CFSRhttp://cfs.ncep.noaa.gov/cfsr/

ERA15http://data-portal.ecmwf.int/

ERA40http://data-portal.ecmwf.int/

ERA Interimhttp://data-portal.ecmwf.int/

JRA25http://jra.kishou.go.jp/

 

気温データ

Hadley-UEA CRUhttp://www.cru.uea.ac.uk/cru/data/temperature/

NASA GISTEMP(定点観測データやその集約):http://data.giss.nasa.gov/gistemp/

 

降水量データ

CMAPhttp://www.esrl.noaa.gov/psd/data/gridded/data.cmap.html

GPCPhttp://www.gewex.org/gpcp.html;http://www.esrl.noaa.gov/psd/data/gridded/data.gpcp.html

 

雪氷圏データ

HadISST(海氷分布と海面温度の格子点データ):http://www.hadobs.org/

GC-Net, Greenland Climate Network(グリーンランドの気象データ):http://cires.colorado.edu/science/groups/steffen/gcnet/

 

衛星放射データ

ERBE scanner19851990

ERBE non-scanner19842005

CERES1998

 

衛星雲データ

ISCCP, CloudSat, CALIPSO

 

古気候データ

http://www.ncdc.noaa.gov/paleo/paleo.html