gtoolファイルの構造
gtoolファイルは, それぞれの時刻ごとに[ヘッダー][データ]の組として格納されています. まずfortranで読むときの結論から言えば, X方向に128, Y方向に64, Z方向に1, T方向に12あるファイルの場合,real(4) :: var(128,64) character(16),dimension(64) :: CHEAD open(10,file="gtool.out",form="unformatted",access="sequential") do t=1, 12 read(10) CHEAD read(10) var end doのプログラムで読むことができます.
軸情報
gtoolファイル自体には, 時刻tを除いて軸情報(Xの何番目のデータが東経何度に相当するか?)は入っていません. 軸情報は, CHEADの29番目(X), 32番目(Y), 35番目(Z)の文字列を持ちいて, 別に保管しているgtool軸情報ファイルに対応付けて取得します. たとえば, CHEAD(29)がGLON128と表示されていれば, GTAXLOC.GLON128というgtoolファイルに軸情報が入っています.gtoolが読めない場合
ありそうな原因は, binaryが単精度実数で格納されていない場合です. たとえば, ngtls で表示された数値フォーマットが"URC2"などであれば, 単精度実数を仮定するこの方法では読めません. ngtconvを用いてngtconv -f UR4 [gtoolfile]で単精度実数に変換します.