第6回CCSRサイエンスカフェ開催のお知らせ


第6回CCSRサイエンスカフェ

話  題  氷河期と気候変動
概  要  今回は、古気候モデリングの専門家である阿部彩子氏(CCSR)を迎えて数十万年のはるか昔の地球についてお話を伺います。このような長い時間スケールでは、地球気候は氷河期と間氷期を繰り返しており、現在の気候と全く違った横顔を見せます。その変動メカニズムには不思議なことが多く、ロマンをかき立てます。また、現在の温暖化の先には何があるのかを考えるためにも古気候を理解することは重要であり、精度の高い詳細なモデリングも期待されています。このような過去から未来を俯瞰するお話も伺えると思います。本サイエンスカフェシリーズでは、科学の詳細よりも、ゲスト講師の研究への情熱や苦労話などをお聞きすることによって、「人間」としての研究者が壮大な科学の謎解きに挑戦するドラマをお伝えできれば良いと考えています。
ホスト講師  中島 映至(気候システム研究センター長)
ゲスト講師  阿部 彩子 (気候システム研究センター准 教授)
 両講師が対話形式でお話をさせていただきます。
 その後、懇談会形式で会場のみなさんと一緒にこの問題を考えたいと思います。
 一般の方が対象ですので、サイエンスに興味のある方ならどなたでも参加できます。
主  催  東京大学気候システム研究センター
協  賛  日本電信電話(株) 環境エネルギー研究所
日  時  2009年5月25日(月)   18時半から20時半まで
場  所  東京大学山上会館 レストラン 御殿(電話:03-3818-8888)  地図はこちら
参加費  1000円(ドリンク代として)。別に軽食を用意します。
定  員  45名(いっぱいになり次第締め切らせていただきます)
申し込み方法   今回の受付は終了致しました。
お問い合わせ先  第6回CCSRサイエンスカフェ実行事務局 (東京大学気候システム研究センター 茂谷恵子)
 Tel 04-7136-4374; Fax 04-7136-4375

講師紹介

中島映至 Teruyuki Nakajima

東京大学気候システム研究センター長
国際放射委員会長
日本学術会議会員
1987年から1990年までNASA上席客員研究員
【専門】気候物理学,衛星リモートセンシング

阿部 彩子 Ayako Abe

東京生まれ。横浜育ち。
1987:東京大学理学部地球物理学科卒業
1989:東京大学大学院理学系研究科地球物理学科修士課程修了
1993:スイス連邦国立工科大学(ETH)にて博士号取得(地球科学)理学博士
1993:日本学術振興会特別研究員(PD)
1995:東京大学気候システム研究センター助手
2004:同センター准教授
1998年より独立行政法人 海洋研究開発機構 グループリーダー兼業
2007:日本気象学会堀内賞受賞
【専門】気候システム学、古気候モデリング、氷床力学