近況

2011.07.20 (Wed) RSウィルス
 先週の頭から我が家でRSウィルスが蔓延していましたが,長女→次女→三女と次々に肺炎に近い風邪を発症したあげく,ようやく収束の兆しが見えてきました。僕も今週の頭から鼻水と咳が出ているのですが,これはウィルスのせいではない,と自分に言い聞かせている毎日です。
2011.07.07 (Thu) 帰国
 昨夜,オーストラリアから帰国しました。なかなか刺激的な学会でした。
2011.06.28 (Tue) Neelin
 今日はNeelinの日。4章まで読み終わり,とりあえず4年生の演習で読むのはここまで。印象としては,初学者が自力で読むのはちょっときつそう。講義での副読本のような扱いが良いかと。あちらこちらに研究者がおさえておくべき考え方が仄めかされており,将来教える側として参考になる。
 明日から一週間,オーストラリアに出張してきます。その間,妻と私の母親が交代で3姉妹の子育ての支援に来てくれます。ありがたや。ありがたや。
2011.06.17 (Fri) Kalnay
 やっぱり昨日も遅くまで仕事をしてしまいました・・・。そしてそのままうたた寝をしてしまい,夜中に起きてきた妻に呆れられました・・・。
 さて,金曜午後はポスドク+院生精鋭組によるKalnayの本読み。4月から始まったゼミだけれど,ようやく上下関係を抜きにした,お互いが対等な立場で純粋に科学の議論ができる雰囲気になってきたと思う。特にM1出本くんの今後の活躍に期待。
2011.06.16 (Thu) 寝不足
 平日の睡眠不足を週末の寝だめで解消しようとしても,睡眠不足によって低下した認知能力はあまり回復しないという研究結果がここで紹介されていた。僕は最近,家族が寝てからも仕事をすることが多いせいか,慢性的に睡眠が不足している。たまに9時間近く寝てこれで回復!と信じていたが,どうもそうではないらしい,ということになる。生活習慣を改めなきゃならないかも・・・。
2011.06.15 (Wed) 受け入れた仮定の呪縛
 水曜日は午前と午後にゼミ2件の日。とても落ち着いて論文なんか書けないとこれまで諦めていたけれど,ちょっとした合間を使って結構書けるもんだ。
 午後のゼミはM1のJamesで,今日は3章。苦行のような1章や2章とは違い,著者のこだわりがそこここに見られるので読んでいて楽しい。それはともかく,この章では黒体を仮定して温室効果を導くのだけど,この仮定を注釈なしに出してくるのは悪影響が大きいと個人的に思っている。この仮定を(大気科学を学び始めた当初に)無批判に許した印象を持っているせいで,その後により詳しく勉強したときに,各物質の吸収帯だとか,窓領域だとか,周波数ごとに事情が大きく違うという事実に何とも言えない違和感を覚えるのではないだろうか。地衡流近似がかなり良い近似であるといった”成功体験”も影響していそうだ。こんな話をM浦さんにしたら,「一般気象学」では周波数ごとの説明が灰色大気の仮定の前に扱われていることを教えてくれた。確かに,その順番なら上で述べた”呪縛”は軽減されそうだ。知識を説明する順番が重要,という話。
2011.06.14 (Tue) 再開
 思うところがあって,突発的に日記を再開することにした。そんな再開なので,また突発的に休止してしまうかもしれないけれどご容赦を。
 査読や気候系内の発表など,もろもろのToDoが概ね消化されたので,今日から論文執筆に取りかかる。内容は,1年以上も前から温めていて,そろそろ書かなきゃな,と焦っていたもの。今月末にメルボルン出張があるので,それまでに大まかなドラフトを完成させることを当面の目標とした。今日はとりあえず,載せる図を選んだ。
 午後は学部演習でNeelinの教科書を読む。これは,著者の学部講義のノートをまとめたようなもの(と推察される)で,4年生の英文購読としてはなかなか良い。今日はChap.4(ENSO)の2回目。
 夕刊で,見田宗介著「現代社会の理論」が紹介されていた。少し前に堺屋太一の本を読んでから,最近はこういうテーマに目がとまる。思わずアマゾンで注文してしまった。積ん読にならなきゃいいけれど・・・。
2011.04.01 (Fri) リスク
 「リスクとはゼロかイチではなく、ゼロからイチまでの間のいろいろな数を取り得るということを理解しなければいけない。」(出典
 これは発生確率の話です。最近の混乱と不均質な情報の氾濫で,こんな基本的なことも忘れがちになっていました。反省。
2011.03.31 (Thu) 今年度
 ついに今年度も終わりです。なかなか仕事はこなせないもので,来年度に多くのToDoが残ってしまいました・・・。
2011.02.07 (Mon) 花粉症
 昨日からついに始まってしまいました。この季節になると,銀河鉄道999で,全土に群生する花の花粉が有毒でガスマスクなしでは生活できない星の話を思い出します。
2011.01.19 (Wed) 新聞2
 本日の毎日新聞夕刊で私の研究が紹介されるらしいです。こちら。模式図のインパクトの大きさに驚愕。
2010.11.10 (Wed) 新聞
 昨日の朝日新聞夕刊に,ちょっとだけ出ました。こちら。 こんな経験は初めてなのでなんだかコソバユイ。
2010.11.09 (Tue) 誕生日
 最近,32歳になりました。これを機に,これからの目標を「大らかに生きる」としたいと思います。
 何しろ,家では娘たちが大騒ぎ,大学では研究が煮詰まって大弱りですので・・・。
2010.09.07 (Tue) デモンストレーションと研究
 家庭用ゲーム機のレーシングゲームで実際の車の運転の練習ができるかい?
2010.09.03 (Fri) 初MRI
 旦那さんに施設内のツアーをしてもらいました。恐縮です。
2009.12.3 (Thu) 祭りのあと
 昨日で秋の発表シーズンも終わり,12月は心穏やかに過ごすことができそうです。再来週に論文リバイズの締切が迫っていますけれど・・・。
2009.11.19 (Thu) プレプリント
 気象集誌のNargis特集号の発刊が来年の中頃になる,ということなので,プレプリントを作ってみました。
2009.11.09 (Mon) 日中韓合同気象学会
 日曜日は秋の発表シーズン第2弾でした。日本の関係各位にはもう耳にタコな成果かもしれませんが,数人の先生方から好意的なコメントをもらえたので満足。また,紙が硬くてやけに重いClim.Dyn.とぺらぺらなJ.Meteor.Soc.Japanの別刷り論文もぱァっと気前よくばらまいてきましたよ。
 次は気象学会@福岡。
2009.10.26 (Mon) 地理学会
 土日月と,地理学会(に付随して行われた国際シンポジウム)に出席のため沖縄・琉球大学に行ってきました。
 土曜の最終便で到着→日曜は台風で風強し+シンポジウム発表→月曜にはもう帰京,ということで,「沖縄に行った!」というよりも「とある地方都市での学会に行った」という印象です。
2009.10.15 (Thu) 熱帯低気圧
 本郷での一般公開シンポジウムを聴講。大盛況でした。びっくり。
 南海上の雲クラスタが熱帯低気圧になりましたね。SSTはまだ28℃以上ありますし,台風になるのも時間の問題でしょうか。発生場所から考えると,うまいこと転向して日本に来るかもしれませんね。リリースポイントは重要。
2009.10.09 (Fri) 熱帯低気圧
 台風18号が通過した直後ですが,南海上に新たな熱帯低気圧ができましたね。ここ1週間ほどずっと「この雲クラスターはいずれ台風になるはず」と近本さんに言い続けていましたので,オオカミ少年にならずにすみそうで一安心です。モンスーントラフはまだしっかりしていますし,SSTもそれなりに高いですから,この子も大きくなるんでしょうかね。
 ・・・と朝に書きましたが,どうやら名前をもらって台風になれたようですね。(16:30追記)
2009.08.28 (Fri) Climate Dynamics
 どうやら10月号に載るそうです。偶然にも大石さんの論文のつぎ。
2009.07.30 (Thu) 懸念材料
 東大理ポスドク時代に棚上げにしてあったテーマを,何とかまとめてようやく投稿にこぎつけました。水文学という異分野の雑誌ですので,どういう査読コメントが返ってくるか少し心配です。
2009.07.27 (Mon) 帰国
 カナダ・モントリオールで開かれているMOCA-09から帰ってきました。心配だったぎっくり腰も再発せず。中国4000年の歴史は偉大なり。
2009.07.17 (Fri) ぎっくり腰
 昨日,ちょっとかがんだ拍子にぎっくり腰をやってしまいました。日曜日からカナダ出張なのに・・・。
 午前中に整骨院に行って,鍼治療を試してみましたよ。注射で失神する僕が。「何とか飛行機に乗れる体にしてやるから,明日も鍼に来い」とまで言われましたので,行ってきます。
 それにしても,鍼って結構深くまで刺すんですね。腰の上の方に打たれているのに,深く刺すうちにお尻のあたりが重痛くなるような感覚があって,新鮮でした。この感覚を覚えるまで深く刺してから電流を流すと,副交感神経が刺激されて痛みが引いていくそうです。この鎮痛効果は,鍼治療後12時間から1日続くとのこと。何とも聞くだけで体の奥底がむず痒くなる話ですが,東洋医学を(西洋)科学的に説明しようとする流れがあることに興味がわきました。
2009.07.13 (Mon) 遅くなりましたが
 気象集誌に掲載された論文は,このサイトから自由に取ってこれますのでどうぞ。
2009.06.26 (Fri) 帰国
 韓国から帰ってきました。体重が増えていないか心配です。
2009.06.12 (Fri) いつものように
 気がついたら6月半ばですね。再来週はUniversity Allied Workshopで韓国へ出張なので,今月中で比較的自由になる時間はもう来週だけです。偉い先生方は「さあ,韓国でどの仕事を片付けようか」という荒技ができるのかもしれませんが,僕にはそんな芸当は無理なので,来週中にできるだけ頑張ることしかできません。
 今月を乗り切ったら少しは楽になれるかな・・・。
2009.06.05 (Fri) 宇宙の暗黒面
 研究棟のエレベータ内に貼ってあった,ダークエネルギーに関する講演会のタイトルが気に入った。「The dark side of the universe」。でも,ちょっとこれってダークエネルギーに対して否定的な話なの?って印象を与えてしまうのでは・・・深読みしすぎですか?
 講演者はダークエネルギーの名付け親だそうです。
2009.06.04 (Thu) Nargis論文
 投稿していた論文の査読結果が返ってきました。お仕事の研究とか棚上げにしてあった研究とか査読とか学会の予稿とか,気がつけば未済の仕事が溜まってきたので,できればminor revisionか,そうでなければreject希望!と思いながらメールを開くと,悲しいかなminorとmajorの中間のような評価でした。
 ・・・なるべく来月頭までには対処します・・・。
2009.05.26 (Tue) 論文
 Climate Dynamics誌で印刷中だった論文がonlineで出版されていました。査読は遅々としていましたが,acceptから著者校正を経て出版までの過程が速くてびっくりです。さすが本職の出版社ということでしょうか。
2009.05.18 (Mon) 校正
 著者校正が2つ重なってやってきたため,予定していた研究を全て先送りして対応に追われた1日。
2009.05.13 (Wed) 去る者は日々に疎し
 昼からのプロジェクトの会合に向け,1ヶ月ほど停滞していた研究を整理してみる。とある先生から手厳しいコメントを頂いていたことが心に残っていて,やや苦痛だったけれど,整理を進めるにつれ,たくさん問題点が残ってはいるがウリも無いわけではないことに気づいて一安心。
 1ヶ月ほど離れてしまうだけでも,当時何を考えていたのかとか細かいノウハウだとかを忘れてしまう。本当はこまめにメモを取れば良いのだけれど・・・。
2009.05.11 (Mon) 降水量
 雨量計の雨量とレーダ雨量は見ている時空間スケールが異なるから統計的にそこそこ合えば良しとすべきと思うけど,そうは思ってくれない人もいる。
 最近in pressとなった論文のプレプリントをアップロードしました。
2009.05.06 (Wed) ゴールデンウィーク
 帰省しつつも,研究室ゼミでの論文紹介に向けてLindzen and Hou (1988)を読む。
2009.05.03 (Sun) 論文
 先月28日に改訂稿を出した論文が掲載決定になりました。またひとつ,肩の荷が下りた心地です。
2009.04.30 (Thu) これも1年
 研究活動が一段落したので,ほぼ1年間塩漬けにしてあったレーダ雨量推定に関する研究に着手しました。当時何を考え,どういうプログラムを組んだか,大まかなところは思い出せるとしても,細部をまるっきり忘れていて,かなり大変です。旧ボスとの約束もあって,何とか論文にしなくてはならないんですが,果たして〆切に間に合うでしょうか・・・。
2009.04.28 (Tue) はや1年
 共著者のOKが出たので,改訂中の論文をようやく再投稿できました。初稿の投稿が去年の4月でしたので,はや1年。2009年中に掲載まで至れば良いのですけれど・・・。
 もっと早くに対応すれば,工期も短くなるのに,といつも思います。
2009.04.27 (Mon) 復活させてみました
 先日,試しに「横井覚」でgoogle検索してみたら,いまだに東大理時代のページが一番上にきたのでびっくりしてしまいました。このままでは,古い友人が「最近何してるのかな?」と僕の消息を調べようとしても,CCSRまでたどり着かないという,とても申し訳のない状態です。
 きっと,頻繁に更新していると,そのうちに検索エンジンがこのページを上位に持ってきてくれるのではないか,と思い,少しずつでも良いから近況報告を続けていくことにしました。
 とはいっても,筆無精の私ですので,どこかで滞ってしまうこともあるかもしれません。その時は,ああまたか,しょうがない奴だ,と笑い飛ばしてくださいませ。



【以下,昔の。】
2008.10.03(Fri)
 子供が生まれました。パパが論文を投稿するのを待ってから生まれ出てくれるあたり,空気が読める子です。
2008.09.28(Sun)
 週末は家族サービスと,合間を縫うようにして論文の修正。妻は「家で仕事させてあげてるんだから感謝してよね!」と言いつつ子供と昼寝。しかも先に寝付いたのは妻の方だったらしい。期待を裏切らないお方である。
2008.09.24(Wed)
 9/15付の近況の(1)をとりあえず書き上げ,共著者に回したので,ようやく(2)開始。今月中にメドが立つのだろうか?
2008.09.22(Mon)
 諸事情により,明日から約1ヶ月の半禁酒期間です。外的要因ですのでご心配なく。僕はいたって健康です。10月5日の友人の披露宴は特例により飲酒が許可されたので,こちらもご心配なく>関係各位。
2008.09.19(Fri)
 論文が出ました。
 Yokoi and Matsumoto, 2008: Collaborative Effects of Cold Surge and Tropical Depression-Type Disturbance on Heavy Rainfall in Central Vietnam. Mon. Wea. Rev., 136, 3275-3287.
 リンクはこちら。
2008.09.18(Thu)
 下の(1)の初稿がようやく形になりました。締め切りまであと12日しかない・・・。
2008.09.15(Mon)
 性懲りもなくまた復活させてみました。
 9月は(1)月末締切の気象集誌特集号の論文書き,(2)塩漬けにしてあった論文の改訂,で作文月間になってます。10月に入ったらやりたいテーマと解析内容が僕の自由帳にたくさんリストされていて,それらを眺めつつ妄想を膨らませつつ,なんとか今月を乗り切っていく所存です。
 ではまた。

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