MOCA-09参加(2009年7月19-26日)

  • 7月19日(日):日本→カナダ
    • モントリオール着は午後1時。時間があったので,市バスと地下鉄を乗り継いで市内へ。3ドル弱。
    • 時差ボケ対策のため,町を散策。セントローレンス川へも。
  • 7月20日(月):1日目
    • invited speakerが充実。S. Solomon博士を初めて見た。
    • USAでは,CO2排出量の1/3が電力,1/3が運輸。
    • 気象研もフィリピン東海上の台風苦手?
  • 7月21日(火):2日目
    • やはり,北米では西太平洋の台風からのRossby wave trainに関心が高い様子。
    • 台風が転向した位置で射出される波の特性が異なるらしい。フィリピン東方海上で転向したとき,wave trainが顕著。
    • 夕食は老舗のフランス料理屋。里村先生がフランス語で話しかけると,店員は英語で返す不思議なやりとり。
  • 7月22日(水):3日目
    • 午前中は出るべきセッションが無かったので,ホテルで発表練習と論文書き。
    • 昼食は,地球の歩き方に載っていたスモークミートの有名店でサンドイッチ。
    • BeheraによるIODのレビュー。網羅的だったので疲れたが,このテーマならこの論文,というように引くべき論文が何かということだけは分かった。
    • 個人的には,IODとMJO振幅の関係に興味がわく。
  • 7月23日(木):4日目
    • 氷床は水が大嫌い。水の方が重いので氷の割れ目を拡大させてしまう。
    • M. Montgomeryによる台風発達のレビュー。CISK→Emanuel理論→非軸対称性とVortical Hot Tower,という理論の変遷。
    • K. WalshがYokoi et al. (2009, CD)を紹介してくれていた。うれしい。
    • 台風発生ポテンシャルは初期擾乱の個数について評価していない,という内容で活発に議論がなされた。やはりみんな同じことを考えているようだ。
  • 7月24日(金):5日目
    • Marsupial Paradigmについての発表多数。大西洋の発生過程での理論であることを確認。
    • 発表は観客が少なくて残念。しかし,小坂さんとふたりでしっかりと特集号の宣伝をしておいた。
    • D. NolanのグループがEmanuel and Nolan (2004)台風発生ポテンシャルの改良に勤しんでいる。
    • E. Rappinは相対湿度の代わりにχを用い,新たなポテンシャルを提案。その真髄について,個人的に議論した。
    • M. McGauleyは領域モデルを用いて発達に必要な場の閾値を求めていた。しかし,やはりターゲットは大西洋。
  • 7月25日(土):カナダ発
    • やはりフライト中はウイスキーの方が悪酔いしなくて良い。蒸留酒ばんざい。
    • ほろ酔いの中,月曜日の発表資料を作り始める。Emanuelによるχの説明論文がPCの中にあったので,読みつつ,昨日聞いた新ポテンシャルを発表の中でどう紹介しようかと悩む。。