部門紹介
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気候モデリング研究部門
気候の状態は、大気・海洋・雪氷・陸面など、気候システムの構成要素が複雑に相互作用した結果として形作られています。さらに、個々の構成要素の中にも多様な現象が存在し、それらが幅広い時空間スケールにわたって影響を及ぼしあいます。気候の振舞を正しく理解するためには、これらの複雑な現象や相互作用を現実に即した形で表現する数値モデルを用いることが欠かせませんし、そうした気候の数値モデルを現象理解の深化や計算機の発展にあわせて高度化していく必要があります。気候モデリング研究部門では、気候の数値モデルを継続的に開発しながら、過去から未来にわたる気候変動のメカニズムを解き明かす研究を行っています。
■気候モデリング研究部門所属の研究者
羽角 博康 教授、今須 良一 教授、鈴木 健太郎 教授、岡 顕 准教授、宮川 知己 准教授、川崎 高雄 特任助教
■気候モデリング研究部門の主な研究テーマ
気候変動現象研究部門
人類や生物の生存環境は、さまざまな時空間スケールの気候変動現象に大きく左右されます。毎日の天気に始まり、数十日の異常気象、季節の移り変わり、エルニーニョなどの年々変動、十年規模変動、地球温暖化の長期トレンドからさらには氷期-間氷期のような万年スケールの現象まで、時間スケールの異なる現象はお互いに影響しあって複雑な気候のシステムを形成しています。気候変動現象研究部門では、現在進行している温暖化および、さまざまな自然の気候変動現象のメカニズムを理解することを目標として、気候モデルや地球システムモデルなどの数値モデル実験と、現地観測から衛星観測までの観測データ解析とを利用して研究を進めています。
■気候変動現象研究部門所属の研究者
渡部 雅浩 教授、阿部 彩子 教授、芳村 圭 教授(兼任)、吉森 正和 准教授、今田 由紀子 准教授、横山 千恵 講師、
高橋 千陽 特任助教